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ペルソナ4の続編の格闘ゲーム、ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナをプレイしての所感です。レビューとはちょっと違います。

B007WPOPZ2ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ
アトラス 2012-07-26

by G-Tools

私はまったりプレイできるゲームが好きで格ゲーには興味がなく、当初はいくら続編だからと言ってもスルーの予定でした。しかしプレイした人から聞こえてくる「ストーリーモードはほとんどノベルゲー」、「P3が好きな人こそやるべき」の声にいっちょ釣られてみるかと思ったわけです。

そしてストーリーモードをプレイして思ったのは、やたらP4の正統続編を謳っていますが、予想以上にP3の物語だということです。P4はこのゲームでは表層部分に過ぎません。格ゲー要素もしかり。物語の根幹、深層はP3です。作っていく過程で、当初は仲間同士で戦うためのストーリーを作っていたのが、想定以上にP3部分が膨らんでしまった、あるいは意図的にそうしたのではという印象を受けました。

このゲームのストーリーは「P3が好きで、P3 fesの後日談を受け入れられる人」が一番楽しめるのです。話の構造としては、P3側がメインでP4メンバーは巻き込まれた側です。ただし次回作ではどうなるかは分かりません。というのも、ストーリーはこれ一本では完結しないからです。新たな事実が判明し、仕切り直しのタイミングで物語は終了します。この部分にも思うところはありますね。

大きなテーマは「仲間同士の戦い」、「絆の揺らぎ」。ストーリー部分は今までの主人公を軸にしたADV形式から、キャラクターごとの視点のノベルゲー形式になり、その分個々のキャラクターの心情が細かく描写されています。しかしストーリーの重複が目立つため、やはり一本のストーリーとして楽しみたかったという不満もあります。

また今回感じたのはキャラ描写への「配慮」です。ストーリーでは仲間から自分の気付きたくない部分を言われるシーンがありますが、それはある仕掛けのせいであり本当はそのようなことは言われていません。これは「誰も傷つけることなくキャラの裏面を描写する」というやり方で、P4における「影」などもそうです。おそらく、P3の人間的に汚い部分を晒してキャラを描写するという部分を好まないユーザーが多かったのではと思います。非常にぬるいのですが、ユーザーの求めるものを提供しているとは感じます。

さて、そもそも「なぜ格ゲーか」を考えると、「アトラス側の負担を最小限に抑えつつ、出来るだけ大きなリターンを得る」ためではないでしょうか(もちろんスタッフに格ゲー好きが多いこともあるとは思いますが)。完全に推測でしかありませんが、今ペルソナシリーズの次回作を作っているとすると、据え置きタイトルを同時に開発するだけの体力が今のアトラス(インデックス)にはなく、そのためゲームの根幹部分を共同開発という形でアークシステムワークスに任せたのではと思うのです。

アトラス側はキャラクター、シナリオ、イラスト、音楽を提供し、アークは既存のシステムを使ってペルソナらしさを加えた格ゲーを提供する。その結果、格ゲーとしては異例の初週約13万本を売り上げました。作り手からすればまさにWin-Win。しかしPシリーズはADV要素の多いRPGであり、格ゲーをプレイする層とは求めるものが違ってきます。そのため、Pシリーズファン全員が満足できるかは、正直やや微妙なバランスと言えます。

やはり「なぜ格ゲー?」感は否めず、P3の名前を冠したRPGやドラマCDが相応しいように思います(あまり分岐がないので)。しかし、人気タイトルのクロスオーバー作品の割には酷いことにはなっていません。ここのところあからさまなメディア展開や続編が目立つPシリーズですが、現時点では質は維持されています。その点を踏まえればプレイして損はないでしょう。
「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」オリジナル・サウンドトラック「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」オリジナル・サウンドトラック
(ゲーム・ミュージック)

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