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B00HVQ9PQ6真・女神転生 IV オリジナル・サウンドトラック
V.A サウンドトラック
ハピネット 2014-02-25

by G-Tools

会社のゴタゴタのせいか、待てど暮らせど発売されなかったオリジナルサントラ。よかった……色々と……。

ハードが3DSだったので、こうしてサントラとして聴くと、また音色が違って聴こえますね。全体的にはゲームの内容を反映して暗く重めの曲が多いですが、戦闘曲はプログレっぽかったり、街のBGMではFC音源っぽいピコピコ音が聴こえるものもあり。ほぼ環境音のような曲や、インダストリアルな曲が個人的に好みです。

ゲーム自体の感想にも書いたとおり、突出して主張してくる曲がそこまでないので、全体的には印象が薄めかもしれませんが、作品自体にはとても合っていると思います。

ブックレットには、コンポーザー陣による1曲ごとのコメントが載っています。こういうコメントはファンには嬉しい。土居さんによるゲームパッケージ絵のメイキングもあります。グリザイユ的な手法で着色されてたんですね。

トールケースもPP加工でツヤツヤ、しっかりしていて凝っています。ケース内側にひっそり主人公がいるのが憎い。ディスクは4枚組で2枚のCDがそれぞれ重なるように配置されており、そこが多少扱いづらいかも知れません(しかし最近はCDで聴くことはほとんどなくなってしまいました)。

なお、「これは円盤状の手鏡だろうか…」という感じのジャケット写真の元になったサムライ制服の展示も見て来ました。ほ、本物だー! イベントというのはいいものです。

合計で100曲以上にもなるサントラですが、特にお気に入りの曲をピックアップしてみました。

『メイン・テーマ』
プレイするきっかけになった、PVで印象的だったメインテーマ。ズーンという重苦しい音から始まり、ひしゃげたようなボイスやノイジーなギター、そして力強いビートと、次々と展開していく構成がなかなかありそうでないのではと思います。あえて言えば音ゲー界隈にありそう? エンディングにも使われていて、名実ともに作品を象徴する曲です。

『幻視』
暗い鐘の音と鼓動のようなビートというとてもシンプルな曲ですが、この先の暗示めいていていいです。オリジナルも存外音が重かったので驚きました。

『予感』
咆哮のような音と鐘の音とノイズという組み合わせは、上の『メイン・テーマ』や『幻視』にも通じるところがあります。絶対嫌な予感しかしない幕開け。

『ナラク・上層/ナラク・下層』
民族音楽調のビートと不穏なメロディーがたまらないです。それにしても最初はダンジョンで迷った迷った。

『囁き』
何とも形容しがたい不穏で不定形な感じの曲ですが、最近こういう曲が好みで……。

『Battle - b2』
サビの鐘(?)の音が癖になると周りでも評判だった大ボス戦の曲。ドラムは割と素直にストレートなリズムを刻んでいるんですが、その上に乗っかるギターや鐘(?)が一癖あります。

『Battle - a2』
リズムがストレートなのは『Battle - b2』と同じですが、少し明るく、ループ直前のギターリフが追い立てるようでかっこいい。そういえばこの部分もPVで印象に残ったんでした。

『Battle - c1/Battle - c2』
どちらの曲も疾走感があって好きです。『Battle - c1』は仮想空間での戦闘曲なので、他の戦闘曲と比べてちょっとテクノっぽい(でも『あっ最後の一手間違えた!』という記憶が……)。『Battle - c2』はもっとバンドサウンドに寄った感じ。

『封霊塔カゴメ』
シロフォン(か何か?)のメロディーが神秘的な印象の曲。本編ではしょっちゅう敵が降ってくるのでゆったり聴けませんでした。

『六本木エリア』
ナイトライフ! って感じの曲です。六本木だから?

『銀座地下街』
重苦しいビートにガムランみたいな金属音の組み合わせが不穏かつ綺麗。地下街の音楽の中では一番好きかも知れません。

『Battle - c4』
泣く子も黙る魔人戦。正直、緊迫した曲調よりも刷り込みのせいで怖いです。真4の魔人戦BGMはクエスト以外では聴いてないんですけどね……。

『Battle - c3』
クエストバトルの曲。基本的には他の戦闘曲と同じ感じですが、ストーリーに絡まない・移動中に死ぬ訳ではないからか、純粋に疾走感のあるかっこいい曲です。

『CLUB MILTON』
四つ打ち大好きなので、クラブで流れてる設定のこの曲も好きです。真3の通常戦闘曲がサンプリングされてる! ちょっとだけ90年代な香りがするような。

『純喫茶フロリダ』
ジャズバーで流れてそうな落ち着いたピアノ曲。ちょっと広い空間に響いたような音色が好きです。生音っぽく聞こえますが加工のせいかな?

『東京ミッドタウン』
ベース音がなんともうさんくさい、もとい怪しげな曲。ここに陣取ってる天使様のせいかな。

『逆さヒルズ』
途中から入ってくるファーって鳴ってる音が不気味! イベント的にも「う、うわぁ……」って所ですし。

『ホワイトメン』
サイレンのような音がずっと鳴り響いているので、非現実さ、幽玄さと同時に居心地の悪さが感じられます。こういう曲を流しながら横になって「あ~~~」ってやるのおすすめ。

『砂漠の東京』
プレイ中お気に入りだった曲です。ゆったりとした太鼓に重なるバラついた金属音と、グレゴリオ聖歌のような歌声が何とも荒涼とした響き。

『爆炎の市ヶ谷』
音飛びを起こした感じのベース音が絶妙なイカれ加減でお気に入りです。

『解放』
サウンドトラックCDで聴く場合は基本的に音楽単体として捉えているんですが、ピアノの物悲しげなメロディーがストーリーを思い出してしんみりしてしまってダメですね。このエンディング、私は大好きです。

『白と黒の森』
ほとんど環境音ですが、ホワイトメンが登場する場所なので『ホワイトメン』と非現実さが似ています。

『Battle - b5/Battle - b6』
悲愴で壮大なオケが天使側っぽい。余談ですが私は神の戦車に言われるセリフが好きなのですが、それはむしろカオスというよりロウめいてるんじゃ……。

『Battle - b7/Battle - b8』
天使側に対して、焦りは感じるもののエモーショナルさは控えめのインダストリアルな曲。割と乾いた感じ。

『Battle - c5』
四大天使戦の曲。鐘の音と聖歌隊が荘厳です。

『Battle - c6』
『予感』の音から始まるので集大成的な印象もありつつ、かつ緊迫感があるマサカド戦の曲。

『エンド・クレジット』
『解放』と同じく、この曲も聴いているとプレイ当時の記憶が蘇って一人しんみり大会を開催してます。途中から『メイン・テーマ』へと移り変わっていくのも好き。

この他にも好きな曲はあるのですが、書いていたら語彙が切れてきたのでこのくらいで。それにしても、聴いていると思い出し悲しみすること必至でした。
475801356X真・女神転生IV ワールドアナライズ
ポストメディア編集部
一迅社 2014-02-28

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考察本の『ワールドアナライズ』です。まず始めに言っておくと、「ファンの考察の方がよっぽど深い!」です。もっとも、『ペルソナ[P3×P4]ワールドアナライズ』(レビュー記事です)がすでにそんな感じだったので、想定していた範囲内といったところでした。ちなみにこの2冊は関わっているスタッフもほぼ一緒です。

主な内容はゲーム内容のプレイバックで、所々に少し考察がある構成です。クリアから時間が経っているので、プレイ当時を思い出したりするにはいいのですが、特に新しい事実が判明している訳でもありませんし、所々「ん?」と引っかかる部分もあります。この書籍のためのインタビューが行われた様子はないので、ファンは知っていることばかりが書き連ねてあります。

考察への熱量も、神話の知識も、熱心なファンの足元にも及ばないといったところで、要は「作り手だけが知っている情報」と「ファンの熱さ」のどちらにも欠けているという、何ともスカスカした出来でございました。

日ユ同祖論は? 年表とかなくていいんすか? ダニエル書について、もっとつっこんで解説しなくていいのかっ?

『ペルソナ[P3×P4]ワールドアナライズ』の方は、表紙が描き下ろしだったのでまだ良かったのですけれど、今回はそれもなしです。……何だかボロクソにけなしてしまいました。特に読んでいて怒りが湧いてくる、という訳ではないのですが、あともう一歩、いや二歩、三歩! 踏み込んでほしいと思ってしまいます。

という訳で、設定について知りたい場合は、「画集」ということになってはいますが、公式設定画集に色々と載っていますのでおすすめです(それでも不足な気がしますが、自由に考えてねということなのかも?)。

真・女神転生IV 公式設定画集 (アトラスファミ通)真・女神転生IV 公式設定画集 (アトラスファミ通)
週刊ファミ通編集部 週刊ファミ通編集部 書籍

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ファンの考察を回収・保存する作業が必要そうだなあ……。
フィギュアーツのP3主人公フィギュアのレビューです。発売まで長かった!
遠目で見た時の印象や価格、メーカーを考慮すると、結構いい出来なのではないかと思います。D-Artsタナトスと組み合わせるとなお良し。

フィギュアーツZERO 主人公 (ペルソナ3)
フィギュアーツZERO 主人公 (ペルソナ3)

D-Artsでイザナギに続きタナトスが発売されたので、レビューしてみようと思います。
写真が上手く撮れなくてすみません/(^o^)\

D-Arts タナトス
D-Arts タナトス

ペルソナマガジン #01 [雑誌]
ペルソナマガジン #01 [雑誌]

ペルソナシリーズの月刊雑誌ペルソナマガジンのレビューです。

表紙からも分かるように、現在アニメが放映され、リメイク・格ゲー化も決まったペルソナ4がメインとなっています。ちなみに裏表紙はペルソナ4アニメのBD/DVD1巻描き下ろしの主人公です。表も裏も真っ黄色番長。

内容はインタビュー含め既出の情報がほとんどで目新しさはありませんが、ニュースや雑誌をチェックしていない人にはまとめ本としてちょうどいいかもしれません。でもそれでこの値段はちょっとお高いね。

応募券を集めて応募する、8号連続スペシャルプレゼント企画があります。ということは、8号までペルソナ4メンバーの表紙&裏表紙に表紙と同じキャラのBD/DVD描き下ろしケースというデザインになるのかもしれません。

また次号より陽介が主役の外伝コミックが連載されます(玖倉しいち画)。タルタロス劇場単行本化計画も遂行中! だそうで。

主な内容

・インタビュー
岸誠二監督インタビュー
キャストインタビュー・浪川大輔(鳴上悠役)
橋野桂氏インタビュー
副島成紀氏インタビュー
目黒将司氏インタビュー(P4輪廻転生ライナーノーツ)

・特集
ペルソナ4アニメ特集
ペルソナシリーズ特集(ペルソナ3と4がメイン、初代は1ページのみ)
P4GとP4U特集

・コミック
ペルソナ3
ペルソナ4(林間学校再録)
P4アンソロ再録
タルタロス劇場 in P4

・その他
神話解説
関連商品紹介
ファンページ
トリビュートイラスト(カズアキ、さらちよみ)

付録:P4主人公&直斗、りせクリアファイル(P4店舗特典に使われたもの)

分量はコミックが半分強を占めます。見所だと思ったのは岸監督・浪川さんのインタビューとタルタロス劇場くらいでしょうか。クリアファイルは絵柄が大きいのでこれもよかったです。コミックはペルソナ3がクライマックスのネタバレ回で、ペルソナ4しか知らない人が見てもよかったんだろうか……。ペルソナ4のコミックはすでに単行本化されている林間学校の2話を再録。またアンソロジー作家によるコミックも既発のアンソロジーから再録。ペルソナ4にしか興味がなくて、かつこの両方を読んでしまった人にはあまり魅力がないかと思います。アンソロの方の話は結構いいんですが…水増しですね。

まあ、最初から期待の地平が低かったのでこんなもんかなと(笑)次号ではコミュ特集があるようです。

【電撃PlayStation】 “P”のすべてはここに集う―― 『ペルソナマガジン』誕生!
『ペルソナ』シリーズのすべてを網羅する『ペルソナマガジン』が11月7日より刊行開始!! ファンの声も募集中!

ネバー・モア -「ペルソナ4」輪廻転生- 初回仕様限定版特典付き(特典付きは無くなり次第終了)ネバー・モア -「ペルソナ4」輪廻転生- 初回仕様限定版特典付き(特典付きは無くなり次第終了)
(2011/10/26)
目黒将司(メインコンポーザー)

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TVゲーム「ペルソナ4」サントラのアレンジアルバム、『ネバー・モア -「ペルソナ4」輪廻転生-』のレビューです。ペルソナ3のアレンジアルバム『バーン・マイ・ドレッド -「ペルソナ3」輪廻転生-』が先に出ていたので、ペルソナ4のアレンジアルバムはいつ出るんだろうと思っていましたが、ついに来ましたよー。

OPのPursuing my true selfロングバージョンを初め、今回は生楽器も加えたアレンジが収録されています。歌ものは大幅なアレンジではなく、原曲をロング化した感じものが多いです。

全体的に安定した出来。なのですが、いまいち心動かされる曲が少ないというか、可もなく不可もなくというか、別に悪くはないんだけどという印象でした。店で流れていて「あーかっこいいなー」と思うんだけど、帰るときにはすっかり忘れている音楽という感じ。ペルソナ3のアレンジは、出来に幅はありましたが、もっと「おっ」と思わせる尖った曲がありました。

メインをはる歌ものよりもインストのほうが良い曲が多いです。特にI'll face myself -Battle-のストリングスはかなりいいですね。今回のアレンジは目黒さんに喜多條さんが加わり、歌ものを目黒さん、インスト曲を喜多條さんが担当されています。歌ものは打ち込みが多くインスト曲では生楽器を多用しているので、奏者によって曲の良さが底上げされているところもあると感じました。普段テクノやエレクトロニカを聞くので打ち込みがダメってわけじゃないんですが、打ち込み曲が全体的に軽く、特にドラムが軽いです。ドラマーも呼んで欲しかった。

元がゲームのサントラということでループを前提に作られているので仕方ないんですが、曲の構成的にサビが弱い曲が目立ちました。あとはボーカルが力がないかなあ。喉の調子なのか録音・編集の問題なのか。薄々思ってましたが、平田さんは声があんまり安定しません。ライブは仕方ないけど、CDならいじってもいいのよ……。

以下、曲ごとのレビューです。

1. Pursuing My True Self
祝・OPのロング化! 好きな曲なのにずっとロングバージョンがなかったので嬉しいです。ボーカルは出だし以外はいいです。微妙にイントロの音が違うのはちょっとマイナス。

2. Heartbeat, Heartbreak
原曲よりノリが強調されて、サビ部分のリズムが変わって良い感じ。間奏がちょっと雑貨屋とかで流れてそうでハラハラする。

3. Like a dream come true
原曲もブラスでしたがよりビッグバンドっぽくなっています。生楽器と奏者の腕の勝利って感じです。

4. I'll Face Myself -Battle-
若干盛り上げ過ぎな気もしますが、今回のアルバムで一番好きです。原曲ではギターがメロディを弾いていましたが、今回はピアノとバイオリンです。で、そのバイオリンが迫ってくる感じですごくいい。背景で鳴ってるグニョグニョした電子音も対照的で好きです。

5. Reach Out To The Truth
原曲の雰囲気そのままロング化。大胆なアレンジをせずほぼ原曲に近い作りなのは、私は別に構いません。ですが、原曲より全体的に音が軽くてスカスカです。ドラムとギターの軽さがちょっと。

6. Your Affection
ハウスMIX。うん。出来はいいんですがあまりにもそういうジャンルど真ん中なサウンドで、そういうのが苦手なのです。

7. 夢想曲
原曲のしんみりさが増して、サビは久石譲か坂本龍一かと思いました。

8. SMILE
ちょっとバイオリンが不安定な気もしますが、順当にロング化されていていいですね。

9. Heaven
原曲やバンドアレンジよりももっとしっとりとしたジャズアレンジで、バーなんかで流れてそうです。やはり平田さんはこういう曲と好相性です。

10. Signs Of Love
原曲よりノリがよくて元気な感じ。跳ねるようなラップ部分は好みが分かれそうです。あと出だしがシング・シング・シングで笑った。

11. specialist
授業やテストの曲が四つ打ちでこんなにかっこよくなるなんて誰が想像しただろう…笑 印象が最も変わったのは間違いなくこの曲です。

12. Never More
合唱風ということでコーラスにアトラス合唱隊(社員のみなさん)が加わってます。それが良くも悪くも卒業式の合唱とか「○○さんを送る会」なので、これまた好みが分かれそうです。


ペルソナ[P3×P4]ワールドアナライズペルソナ[P3×P4]ワールドアナライズ
(2011/06/28)
ポストメディア編集部

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発売が何度も延期になったワールドアナライズのレビューです。長かった。

主な内容は世界観のガイドと考察。……となっているのですが、正直、砂を噛むような読後感でした。世界観の説明はほぼ既出の情報(P3・P4倶楽部など)をまとめたもの、考察は量も深さもさほどのものではありません。文字量の割には収穫の少ない読書でした。P3・P4の解説を読んだことがない人ならば、また違った感想になるかもしれません。

しかし先に出たペルソナ3ポータブル100の謎(レビュー)との決定的な違いは、表紙が副島氏の描きおろしだということです。しかもこれ、カバーをめくるともっと大きい絵が見られるんですよ。おまけにカラーですよ。何だか色々と編集部は分かってらっさいますね。なんでしょうこれ? ユニバース? レジに持って行く時ちょっと恥ずかしかったのは秘密だぞ。

そういうわけで、この絵にホイホイされる人(私)にとっては楽しい本になるでしょう。とはいえ内容がもうちょっと充実していると嬉しかったです。
クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー1 (ハヤカワ文庫JA)クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー1 (ハヤカワ文庫JA)
(2011/02/18)
五代ゆう

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読み終えたので感想など。

これはゲーム「デジタルデビルサーガ アバタール・チューナー」の原案を担当した五代ゆうによる小説です。あとがきを読むと、大まかな設定などはゲームと共通しているものの、あくまでも「原作小説」であり「ノベライズ」ではありません。それから著者がアトラスに提出した小説はゲーム冒頭部分のものということです。

内容は冒頭からジャンクヤードでの中盤~終盤あたりまで。というのは、基本的にストーリー進行はゲーム準拠ではあるものの所々異なる部分があり、その差異が後半になるにつれて広がってくるために、本編を知っていても正確な予測が出来ないからです。

ゲーム的に仕方が無いこと、例えばサーフの台詞や心理描写があったり、ゲームよりも現実的な展開があったりすることなどは好感が持てました。それからセラがうざくない。とりあえず、何にもしないで「何も出来ない、ごめんね」なヒロインキャラというわけではなさそうです。まあ、このへんはアトラスは分かっていたと思われます。セラの事情を考えると不思議でもないのですが、私はそういうキャラクターを好みません。

文章に関しては、まず冒頭の体言止めの嵐に挫けそうになりました。体言止めは使い方によっては効果的ですが、悪くするとただ嫌悪感しか引き起こさないものです。最も序章を抜けるとこの傾向がなくなったので、ストーリー冒頭の無感情状態を表現する手段だと理解しましたが。あーよかった。

それから私は普段(いわゆる)ライトノベルを読まないので、端々に現れる「恥ずかしい」単語、言い回しなどに苦労しました。例として、特定の単語を<>で囲む、漢字にカタカナのルビを振る(これは翻訳小説ではごく普通に見られる表現ですが、そういう類のものではない)、マニアックな漢字を使う(「火炎」を「火焔」とするなど。これひとつだけだったらまあいいんですが)など。何というか赤面ものです。最も、今は大分慣れたので普通に読んでいます。普段からライトノベルに親しんでいる人なら、多少難しい語彙はありますが抵抗なく読めると思います。

全体的に丁寧な文章だと感じます。ただ不思議と情景が浮かばないし、これといった山もなく、読者の注意を引きつける引力といったものには欠けていると思います。多分、力技ではなく淡々と描写するタイプの人なのかもしれません。1冊ずつ読むよりは全巻通して読みたい気がします(先に書いた情景が浮かばない点については、すでにゲームのイメージが頭の中にあることが関係している可能性もありますが)。

まあなんだかんだ言いましたが、大佐も出てきたことですし、ゲームと異なるストーリーがどう結末に収束していくのか気になります。

……あと、表紙でトライブスーツが青いのは何ででしょう。
  
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